2013年2月25日月曜日

柏葉窯の華たち 23


柏葉窯の華たちが、春の兆しを見せ始めました。


ハナダイコンの芽(↓)・・・

この花は、私にとって、菜の花、桜に並んで、春の象徴的な花です。






柏葉窯の梅は白とピンクの「源平咲き」・・・梅では珍しいそうです。


西洋オダマキ


ピンク雪柳




2013年2月22日金曜日

キムチ作り


キムチに限らず、どうして市販の食品には、「アミノ酸など」を添加するのだろう?

その表示があるだけで買う気が無くなりませんか?

「アミノ酸など」・・・これって化学合成による調味料、有名な「○の素」と同じですよね。

キムチも売られているものには殆どそれが入っているので買う事はありませんが、たまに口にする本物は美味しいですね。

教室の生徒さんに在日韓国人の方が居りまして、数年前に手作りのキムチを頂いたんです。矢張り美味しいんですよ!


そこで去年、初めて手作りしてみたら、なかなかの出来だったので、また挑戦してみました。

肝心なのは韓国唐辛子(↑)、これが無いと話になりません。ご存じない方もいらっしゃると思いますが、普通の唐辛子とは全く違うものです。


前回は、柏葉窯での公演でおなじみの趙 寿玉さんに頂いた唐辛子を使ったのですが、キムチ用はもっと粗めのものを使うとの事でネットで探しました。

見つけたものを「買い物かご」に入れようとした瞬間「中国産」という表示に気付き即却下。改めて韓国産を探し取り寄せました。


そしてもう一つ、前回は省いた「アミの塩辛」(↓)これも重要ですね。うま味がグ~ンと増します。



先ずはヤンニョム(韓国料理の合わせ調味料)を作ります。

昆布と煮干しで出汁を取り、白玉粉でとろみをつけたものに様々な材料を入れて作ります。




全ての材料が揃ったら素手で混ぜます。

この素手で混ぜる事がポイントなのです・・・!


本当のキムチは白菜ごと漬け込んで作りますが、そこはちょっと端折って、塩漬けの白菜を刻んで合わせます。

すぐに食べてもフレッシュで美味しいですし、数日発酵させたものも通には良いかも。


ヤンニョムさえあれば大根のカクテキや、イカの刺身等と和えたりと、色々応用出来ます。

2013年2月15日金曜日

窯出し 13


還元の窯出しをしました。



炭化のカップ。岩手の楢炭による自然な窯変が綺麗です。


細かい染付の皿、根気がありますね~!


こんな可愛いのも・・・。


なるほど!


炭化のシュガーポット。


これぞ炭化の魅力!


マット釉の片口。

良い雰囲気ですね~。


片や、キリッと繊細な皿。


ファンシー系もあり。


これまた渋い!


底の結晶が面白いですね。

2013年2月12日火曜日

野菜


柏葉窯のすぐ近くに、生活クラブ生協と提携している農家さんが在る。

出荷品とは別にお宅でも販売していて、それが立派な上にとても安いのだ。

教室の皆さんにも同じ値段でお分けしたいと思い先方に相談すると快諾を得た。



朝、適当な量を仕入れて教室に置いておくと、殆どその日の内にはけてしまう程好評だ。


野菜好きの僕にとっても、無農薬野菜が存分に頂けるのはラッキーだ!

ありがとうございます!!!


2013年1月25日金曜日

入院


1月13日、激しい腹痛で救急搬送された。

当初の所見では細菌性腸炎と診断され、入院、経過観察となった。

ところが、入院当日、時間の経過と共に痛みは激しさを増し、深夜トイレに行った後、廊下で動けなくなった。

脂汗で全身びっしょり・・・気絶して欲しいほどの痛みに耐えながらうずくまって居るところを看護師さんに発見され、ベッドに戻された。

翌朝早々にCTスキャン、腹膜炎を発症している事が解り、緊急手術となった。

手術は成功、一命は取り留めたものの、大腸の破裂によるものであったためその部分を切除。そして、人工肛門(一時的)となった。

大腸は皮が薄く、手術時に縫合出来ないのだそうだ。半年後に再手術で繋ぎ直すらしい。

大腸が破裂した原因は不明で、医師によると、悪いもの(癌など)でもないのにこうなったのは不思議であると云う。

しかし、私にはその意味が何となくわかるのだ。・・・これは、自らが描いた今世でのシナリオなのだと・・・。

それが解るだけに、この現象に何らの後悔も、先行きの不安も、ショックも無い。ありがたく受け入れています。

そして、家族や、縁者の方々が心底心配して下さり、感謝と喜びで一杯である。

この経験を無にせず更なる成長の糧として行きます。

人生に無駄な事は何一つない事を再認識した出来事でした。

ありがとうございます。





2013年1月11日金曜日

新しいイベント情報をアップしました!


趙 寿玉主演・「春夏秋冬 冬篇~春へ~」のご案内です。

柏葉窯イベント情報

2013年1月8日火曜日

2012年11月26日月曜日

自然農法 2


自然農法の実践は、移転後の柏葉窯の整備が整い、余裕が出来たらと思っていたのだが、10月に趙 寿玉さんの公演の打合せで赴いた山梨で、古屋農園さんの関係者の方から下の写真の種を頂いた事から、自然農法の実践が急に動き出した・・・。

この種は自家採取した数種類の菜っ葉のものである。


世に出回る野菜の殆どは、「F1」と云う一代雑種の種を用いており(売られている種も100%近くがF1です)、命を繋ぐ力が無い事や、生体操作への危惧、アメリカの種支配の陰謀等々、様々な問題がある。(興味のある方は調べて見て下さい)


だから、自然農法は種も選ぶ!

・・・それは、在来種、もしくは固定種の種となる。

いざ実践ならばと、秋蒔きの種を入手した。

取寄せた種は全て固定種の種・・・




福岡正信氏の提唱した自然農法では、「粘土団子」と云うものがその実践に大きな役割を得ている。

多種類の種を粘土質の土と混ぜ、水を加えて団子状にし、乾燥後実践地にばらまくのである。

これには多数の利点と共に、難点もあるのだが、一度はやってみたい。

好光性の種(しゅ)はばら撒きし、嫌光性の種は粘土団子にした。

団子状にする前。多種類の種や山土を混ぜます。


自然農法とは、多種類の植物や菌根菌との共生関係により、植物(野菜)本来の力を引き出し、近代農法に勝る収穫量と、野菜本来の力が漲る立派な野菜を産みだす方法なのだ。

20代に近代農法の最先端を行く高原野菜の産地で栽培に従事した事があるが、それは本当にショッキングな現場であった。

土は痩せこけた赤土で、およそ植物がまともに育つ状態では無い。そこに畝を作りマルチを張って育てるが、土に力が無いので大量の化学肥料を撒く・・・。

屋外でやって居る水栽培なのだ。

そんな状態だから、当然、病気や虫の被害が大きいので、農薬を撒きまくる・・・。

周囲の雑草防除には平気で除草剤を使うし、最繁忙期とあれば散布したての農薬がたっぷり付いていようがお構い無しに出荷してしまう・・・・。(本当は、農薬散布から何日〈忘れた・・・〉以上の間隔が無いと出荷出来ない、と云う規定がある)

出荷を止めるように喧嘩腰に訴えても取り合わない・・・。

あぁ~~~~。

この悪循環・・・一度しか使えない種(F1)を売って、耕した大地で単一の種(しゅ)を作らせ、土中菌を単一化させ、化学肥料と農薬を売りさばき・・・・を好循環としている利権強奪者が居る訳で・・・・。

今の世では闇(裏)の力が強すぎて敵いませんが、本物の力はもっと強い事が事実となる日も近いと思います!


だからやるのです!

・・・粘土質は陶芸用の「木節粘土」を用い、菌根菌(植物と共生する菌類)を増やすため、裏山の土等を混ぜた。



水を入れながら調整中

適度な柔らかさになったら練って棒状にする。


棒状の粘土から少しづつ取り分けては団子状にして行く。





乾燥後蒔く・・・。


この斜面が実践地なのだが、冬場は家屋で日陰になり、殆ど日が当らない・・・。

さてどうなる事やら・・・。

2012年11月17日土曜日

自然農法 1



柏葉窯の移転計画には様々な想いがあったが、長年温め続けていた「自然農法」の実践と云う夢の実現も重要な要素の一つであった。


私の云う「自然農法」とは、名著・「わら一本の革命」で有名な、故・福岡正信氏の提唱したものである。

無農薬は当たり前のことだが、更に、肥料も与えず、耕さず(重要な事である)、雑草も抜かない・・・。(無肥料に関しては、有機肥料でさえ、場合によって発がん性物質の硝酸性窒素等を産みだします)

言うなれば「ほったらかし農法」なのだが、そこには長年農業に携わり、近代農法の悪弊を見抜き、清らかな目で眺め続けた自然から享受した、摂理に則る哲学がある。

大地を耕し、単一の作物を栽培する事はいかにも合理的のように見える。しかし、その成れの果てが自然破壊であり、地球の各所にある砂漠を産んだ。

植物の性質として群生と云う現象はあるが、大地に自然に生える植物が単一のものである事はありえない。また、多種類の植物が共生している場所で、病気や虫等による広範な被害があるのを見た事は無い。

森や山に関しても、宮脇 昭氏の云う「潜在自然植生」からすれば、里山の雑木林でさえ不自然な事なのだ。

まして、高度成長期に政府が励行した植林政策(原生林を伐採し、杉、檜等を植林させた)は、山を、川を、海を壊す結果となってしまった。


全ては循環している。自然に限らず、この世のありとあらゆるものは一なる全体の中で循環している。


子供の頃から自然を愛していた。青年期には地球の痛みを我が痛みの如く感じられ、もがいていた。原発や、環境問題の事ばかり考え、頭(知識)だけは大きくなったが、それを改善するのに必要な術も、実践的に行動する確信も持てず、単なる理窟屋に成り下がっている。


さて、どうしたら地球が救えるのだろう?


その自問自答は様々な次元での幾つもの答えを生みだした。そして、それが運動や技術ではない事だけは分かった。

私にとってのそれは、「祈り」の様な事かも知れない。

陶芸制作もそうだが、自然農法の実践に於ける、問いと結果からの学びが楽しみで仕方ない。


・・・つづく。

2012年11月11日日曜日

恵泉祭


恵泉女子大学の学祭に行って来ました。


先日、柏葉窯でライブを行った、タイ人音楽家=アドゥン・カナンシン

&玉子ちゃんを妻が発見!


これから馬に乗るんだそうです。