2009年9月29日火曜日

陶芸の技法 その2

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陶芸の技法。 今回は、紐作り(ひもづくり)のご紹介です。

ひも状に伸ばした粘土を輪積みにして行く成形法で、これも「手捻り」です。

この技法を専門にする作家も多数おり、成形可能な形態は、円に限らず、無限のバリエーションがあります。

前回の、「玉作り」は大きさの限界がありますが、紐作りは、かなり大きなものまで出来ます。

ここでは、器を作る際の、基本的なやりかたを紹介いたします。


良くこね、玉状にした粘土を、「手回しろくろ」の中心に置きます。


手で叩いて伸ばします。これが、器の底の部分になります。


ひも状に伸ばした粘土を、はみ出さないように置いて・・・


重なった部分を、針で切ります。


斜めにカットしたのは、接着面積を広くするためです。


指でつまんで伸ばします。


ろくろを回しながら、指で擦り、つなぎ目を消します。


つなぎ目が消えました。


技術的には、「開く・すぼめる」、の二つだけ。 開くには指でつまみながら外へ押し出す。


指でつまみながら、内側に寄せると、すぼまって来ます。

もう一段積んで、鉢にしよう。


厚みを調整して・・・


形を決めたら終了。


後日、半乾きの状態で、削り作業をします。厚みの調整をし、高台も出来ると、より器らしくなります。

次回は、手回しろくろによる、「水引き」をご紹介いたします。

ありがとうございます

2009年9月27日日曜日

柏葉窯の華たち 2

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柏葉窯の華たち。今回はメダカ鉢の紹介です。

去年の春、教室の0さんに、緋メダカの卵が沢山付いた、ホテイアオイを頂いた。

教室の入り口に鉢を設置。その後、無数の子メダカが孵化していった。

鉢の大きさに見合った淘汰があり、数匹が残った。

今年は、残った成魚がまた卵を産み、孵化を繰り返した。

孵ったばかりの、透明で、1ミリほどの子メダカは、成魚に食べられてしまう。

数十匹の子メダカを別の鉢に移す。

ある程度の成長を待ち、元の鉢に戻した。

すると不思議な事に、その時に居た三匹の成魚全てが、翌日に居なくなったのだ。

お役目の終焉を悟ったのであろうか? まるでアポトーシスの様である。


今年孵った子たちは、今十匹程。毎日元気に泳いでる。



写真では分からないが、まだ1.5センチ位。

あー
まさかメダカを・・・?
うー




ありがとうございます

さざなみ

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昨日は、日本酒の会「さざなみ」であった。

さざなみ」は、友人のアートディレクター、田端氏が主宰する集まりだ。

通常それは、原宿にある、彼の事務所で開催される。


早めに出掛ける事が出来たので、妻と二人、明治神宮を参拝。







会場に到着。既に10名ほどのメンバーが・・・。そして板長、くまちゃんの軽快な包丁の響き。


酒は、大好きな清泉の、特別本醸造、同じく清泉、七代目・純米吟醸。ほか多数。

ガラスも良い!


板長のなまものの調理は、味付け、温度、取り合わせ、盛り付け・・・どれをとっても秀逸だ。
これは、カワハギの肝和え。


本会のイチオシ・・・村祐・秋あがり 無濾過本生!

椀物

特製・蒸し豚の味噌漬け。



イチジクの胡麻ドレッシング和え。


口変わりの、干しブドウのワイン。

皆様ありがとうございました。また次回・・・!
ありがとうございます
お料理、お酒の詳細は、板長のブログをご覧下さい。http://nowonsale.blog1.petitmall.jp/
ありがとうございます

2009年9月25日金曜日

花岡 哲象 日本画展

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花岡 哲象(はなおか てっしょう)氏とは、二十年来のお付き合いをさせて頂いております。

その画風は、正統にして洒脱。

そして、深遠な精神性を表現し得る、数少ない芸術家の一人であります。

絹本(けんぽん)に描かれた花鳥風月の、静謐な言葉には、常に心を洗われます。

ほぼ毎年開催される、銀座の画廊での個展に、妻と足を運びました。

作家の表現する、絶対的な構図も、色も、写真では正しくお伝えする事は出来ませんが、これをご覧になられた皆様との今後の御縁の為に、今回の出品作の一部をご紹介いたします。


雨滴牡丹



雨過芙蓉



梅花双鳩


陶芸の技法 その1

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陶芸には、幾つもの技法がある。

永い時間の積み重ねにより、合理的に極められた、伝統技法から、 個々人が、制作中のひらめきや、偶然性の中から会得する、オリジナルな技法まで、それは無限と言って良い。

ここでは、一般的な伝統技法の中から、幾つかをピックアップしながら紹介して行きたいと思います。


第1回目は、「玉作り」。

これは、手捻り(てびねり)と呼ばれる技法に属し、楽茶碗で有名な、京都の楽家に伝わるものと同様の技法である。(楽家では、「手づくね」と言う)

① 良くこねた粘土を玉状にして、葉っぱの上に置く。(滑れば良いので、紙でも何でも良い)


② 中心に指で穴をあける。

③ 指でつまんで、回しながら薄く延ばして行く。


④ この後、半乾きの状態にして、高台を削り出したり、厚みを調整すれば出来上がり。


⑤ 足を付けてもかわいい!

ありがとうございます
この作り方で、ぐい呑みから、茶碗程度の大きさのものまで簡単に出来てしまう。(・・・ちょっとしたコツはあるが)
ありがとうございます
次回は、同じく、手捻りに属する、紐作り(ひもづくり)をご紹介いたします。
ありがとうございます
お楽しみに・・・!
ありがとうございます

2009年9月24日木曜日

香音天 ライブ!!!

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香音天スペシャル企画コンサートのご案内です。


香音天は、打楽器奏者 甲斐いつろう、横笛奏者 甲斐カオンによる、実力派アコースティックユニットです。

国内外での精力的なライブ活動を繰り広げており、オリジナルCDも4枚リリースし、ご活躍中です。

今回は、山中湖交流プラザきらら「シアターひびき」にてライブコンサートを開催いたします。

ゲストに、ジャワ舞踊のリアント、川島未来。御製奉唱(ぎょせいほうしょう)齋藤包士が参加いたします。

皆様お誘い合わせの上、温かさと癒しのパワーを秘めた、香音天サウンドをご堪能下さい。

お問い合わせ・・・天然音楽浴ハウス TEL 043-486-7586  090-8342-2978

E-mail : arigatousaskohonten@yahoo.co.jp

詳細は、ホームページをご覧下さい。

香音天公式ホームページ・・・http://www2.odn.ne.jp/kai-kaon/


2009年9月21日月曜日

海老根 英人 & 美紀子展 開催

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海老根 英人 & 美紀子展~ふたりの軌跡~開催! 

海老根 英人さんは、柏葉窯の会員さんで、私が初めて講師を務めた、南林間の陶芸教室時代から、18年のお付き合いをさせて頂いている方です。

今年、41年間に亘る教員生活に終止符を打たれ、念願であった、作陶三昧の生活に入られました。

退職に先立って準備をされた、津久井町青根の工房で、制作、窯焚きを精力的にこなされ、開催の運びとなります。

今回は、奥様の日本画とのコラボレーションとなる展示会です。

お二人の軌跡をご覧に、是非、足をお運びください。


日時 ・ 10月5日(月)~11日(日)  

      11:00am~7:00pm(最終日は5:00pm)

場所 ・ ギャラリー悠玄 中央区銀座6-3-17  

      http://www.gallery-yougen.com/

初日5:00pmよりオープニングパーティーがございます。

2009年9月20日日曜日

バー柏葉

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「バー柏葉」は自宅の工房である。

週末やイベントに際して、そこはバー空間と化す。


日本酒の会「さざなみ」の板長が出張。


一昨日は、常連の「彼」が、自分の名前の酒を持ってきた・・・本人と同じく、酒もでかい!


真ん中の酒には思い出がある。

陶芸修行に赴いた、佐賀県の有田町に「井上酒店」と言う凄い酒屋がある。

20年前の当時、東京でも地酒(本物の酒)を置く店(商店も、吞屋も)は少なかった。

そんな時代にそこには店主自らの足で探し、見極めた地酒の数々が並んでいた。

しかも、店頭に陳列されているのは全て空瓶で、酒は適温の貯蔵庫にあると言う。

それまで、日本酒には良いイメージがなく、焼酎党であったので、そこへはいつも焼酎を買いに行っていた。

ある日、店主に「日本酒は飲まないの?」と尋ねられた。

悪酔いの経験と、特段美味しいとも思はないから、と告げると、彼が思わぬ行動に出たのである。

おもむろにショーケースを開けると、一本の緑色の四合瓶を取り出し、目の前で封を切り、「ちょっとこれ飲んでみて!」と、大ぶりの利き猪口に注いでくれたのだ。
訳も分からず口にしたその衝撃は今も鮮明に蘇る。

それは、それまでの日本酒に対する概念を反転させるもので、味と言い、香りと言い、正に、美酒と言って良いものであった。
ありがとうございます
その酒は、新潟は久須美酒造の、「清泉・特別純米酒」と言う。

酒の修行に行った訳ではないのだが、それ以降、店主に、日本酒と言うものを、徹底的に仕込まれて行く事になり、良い酒を沢山飲ませて頂いた。

しかも、前述の行動同様、「これはどお?」とか、「品評会で良いのがあったから君に取っといたよ」とか言った具合に、ただで飲ませてくれるのである。

そんな中でのある日、例によって頂いたのが、写真の酒である。

「清泉 ・ 亀の翁 大吟醸」だ!!!

この酒は、漫画 「夏子の酒」のモチーフになった酒で、幻の酒造好適米「亀の尾」を復活させ、杜氏の職人魂が作り上げた渾身の一品である。

限定、一万分の一本だと言うそれは、酒ではなかった。・・・物質を超えた感動があるのだ。

香りだ、味だ、喉越しだ、と言った、五感以上に訴えてくる何かがあった。


昨日は、さざなみ会長、TBT氏が来訪。

日本酒談義にも華が咲いた・・・。

飲みが続き、疲労が溜まったので、今日は息抜きに、多摩の里山散策。

真っ赤に熟したカラスウリが。・・・都会では珍しいのでは?

柏葉窯の華たち 1

ありがとうございます ありがとうございます ありがとうございます ありがとうございます ありがとございます ありがとうございます
長いこと封印しているが、私は無類の動植物好きである。

少年時代、部屋はジャングルの様に植物で溢れ、また、多くの生き物を飼っていた。

中でも「チャボ」には強烈に魅かれ、碁石チャボ・桂チャボ・白チャボ・鶉チャボ・墨チャボ・・・チャボではないが、南京シャモや雑種なども沢山飼っていた。


学校から帰ると、鶏小屋に閉じこもり、ずっと遊んでいた。

部屋にまで持ち込むほどで、家族には、鶏臭いと言われていた。

その他、大概の鳥類、小動物は飼育した。

当時は広い家であったため、それだけの事が出来たのだが、15歳での移転を機にそれが出来なくなり、封印したのだ。

封印して、想わないようにしなければ耐えられないほど好きなのである。

例えばチャボを、テレビや、街のどこかで見ると、胸がキュンとなる・・・インナーチャイルドが暴れ出すのだ。

先日も、ホームセンターで、小シャモのつがいが、小さなケージに入れられ売られているのを見てしまった。・・・助けてあげたかった。

いずれ封印は解くとして、今、周囲にある生き物たちとの、ささやかな触れ合いは何よりの癒しである。


命の輝きを、「華」と例えて、今後少しずつ紹介して行きたいと思います。


「柏葉窯の華たち」 今年の春から・・・大好きな花海棠(はなかいどう)



つる桔梗


蕗の芽吹き


かわいい花桃!