2010年7月28日水曜日

おなめ完成!


三日間の熟成を経て、無事完成です。
天日に晒す、と云う、実に大胆な方法でしたが、なんの問題もありませんでした。


こちらは、父流。
写真の見た目は「正統おなめ」に似てますが、味も、食感も、だいぶ違います。↓


矢張りこれは、ご飯に掛けて・・・。
これぞ正に、あの時の味。三十数年振りです。


正統おなめは、矢張りこれですかね。
既成の物は、糖類や、アミノ酸等の添加でしつこいですが、これはイケます。麹だけでこんな甘味が出るとは・・・。

「さざなみ」でお披露目か・・・?

2010年7月25日日曜日

おなめ


「おなめ」ってご存知ですか?
秩父地方の伝統料理で、麦と大豆から成る、「おなめ麹」を発酵させたお味噌です。既成の物は、「金山時味噌」(もろみ味噌)の様な物です。

父が、戦時中、越生(おごせ)に疎開した関係で、おなめを知って居り、私が小学生の頃、父の知人を介して取り寄せた麹で、おなめを仕込んでくれました。

麹に、塩、水、賽の目に刻んだ、なす、きゅうり、生姜等と共に漬け込みます。毎日かき混ぜ、塩が馴染む三日後位から頂きます。父が仕込むそれは、味噌と云う感じではなく、水気の多い、さらさらした物なのですが、それを、ご飯に掛けて頂くのです。ナスの色が出る所為もあって、見た目は、非常に悪いのですが、実に美味で、食欲の減退している真夏でもご飯がすすみます。

戦時中は一杯のご飯に、ひと匙のおなめだけと云う食事もざらであったそうで、ご飯を頂けるだけでもありがたかったのだそうです。

その味が忘れられず、その後も麹を取り寄せたり、既成の品を買ってみるのですが、麹はその時の様な物が手に入らず、また、既成の物は、手作りのそれとは全く違うものでした。

夏になると思い出し、ネット検索などでここ数年もずっと探していたのですが、つい最近、ある方のブログに、当時のそれに近い麹で、おなめを仕込んだという投稿を発見。失礼ながら、メッセージを送り問い合わせてみました。すると、「JAちちぶ」の直販所で、購入されるとの事、「JAちちぶ」さんに問い合わせると、大変親切に、色々と調べて下さり、ついに、その麹の販売元が判明。取り寄せました!

それが、これ。「なめもの麹」とあります。 


ブログの方の作り方も、この麹の袋に書いてある作り方も、味噌状に仕上げるもので、「もろきゅう」の様に、野菜などに付けて食べるようです。・・・実はそれが一般的なのだと思います。父のやり方の、さらさらの物は、野菜から出る水の所為か、もしくは、食糧難の当時の、水増しなのかも知れません。

折角なので、両方仕込んでみました。

こちらが、正調?!おなめ。


塩、水を加え、よ~くかき混ぜて、発酵を待ちます。(数日間)
ブログの方のやり方を真似、直射日光に当てちゃいます。

こちらは、父流。


予め塩もみした、沢山の野菜と共に・・・。


後は、完成を待つばかり。

2010年7月15日木曜日

NOS・・・LIVE Ⅱ


NOW ON SALE・・・LIVE IN ROPPONGI Vol Ⅱ

全4回に渡り、持ち歌全てを演奏すると云う企画の第二段です。
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六本木で熱い夜のひと時を!


2010 7/31 (sat) 18:00 open 19:30 play

¥1500 ワンドリンク付き

culb Edge 六本木・・・http://www.club-edge.net/map.html

2010年7月4日日曜日

田端式!・・・ブログ開設


NOW ON SALE のリーダーで、日本酒の会「さざなみ」の会長である、アートディレクター、田端氏が、ついにブログを開設いたしました。

クリエイターの彼の事、ブログを超えた何かに発展する事必至です!

田端式ダイアログ http://www.tabatashiki.com/



田端氏次男 田端大地作 名版画 

柏葉窯の華たち 20


桜が狂い咲きです!

今年の新年会で教室に生けた早咲きの桜が、花が終わってもいつまでも葉が生きいきとしていたので、根が出ることを期待し、発根促進剤に生けていました。・・・数ヵ月後、見事に発根。ミズゴケを巻いて根を増やしてから、鉢に定植。暫くは成長を止めていましたが、梅雨入りぐらいから新芽を出し始めたので、完全に根付いたと喜んでいましたら、なんと花まで咲いちゃいました。



柏葉窯は漸く春です!


そして、去年、関係の深い知人に頂いた紫陽花の開花です。
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頂いた時は、濃いピンクだったのですが、今年は鮮やかな青になりました。


五年ほど前より、移転の構想が有りました。
様々な難題や、経済不況等に阻まれ計画は停滞し、長い長いトンネルを彷徨っていました。

今年に入り急展開し、今まさに動きだしました。

春の訪れの象徴である桜の開花と、青に変わった紫陽花の花が、共に、トンネルを抜け、青信号に変わったことを示唆している様で感慨深いです。