2016年3月22日火曜日

ぬか漬けの女王


生まれてこの方、食卓にぬか漬けが絶えた事はありません。

ぬか床は植物性乳酸菌の宝庫です。

ヨーグルト等の動物性乳酸菌と違い、胃酸に強く腸にも生きたまま届くそうです。

ぬか床を毎日かき混ぜている人は癌になりにくいとか、発酵による浄化作用、その他、ぬか漬けの良さは色々ありますが、今回は単にその素材の話です・・・。


当家では冬のぬか漬けに欠かせないものがあります。

独特の食感と、抜群の味から、常々「ぬか漬けの女王」と呼んでいます。


その素材がこれ




京菜・・・です。

ご存知ですか? 京菜・・・。

私的には「京菜」と言えばこれの事なんですが、20年以上前から店頭に並ぶ事が少なくなり、今では殆ど見かけません。

種を探しても、京菜で検索すると「=水菜」として、近年流行りの茎の細い品種ばかり出てきます。



私が京菜と思っているものは「広茎京菜」と言い、主に関東地方で栽培されて来た様です。


↓ 水菜とは違い、太く幅の広い茎が特徴です。




去年、ネットで種を探し育てて来ました。

私の野菜作りは「自然農法」なので、種は「在来種か固定種」と言うこだわりがあるのですが、今回探した限りでは「F1」と言う「雑種一代目の交配種」しか見つかりませんでした。

F1は自然農法的栽培には向かないのですが、やってみたら意外と上手く出来ました。




このぬか漬けを細かく刻んだものが最高なんです。

酒のつまみにそのままでも食べますし、醤油と七味を掛けて、納豆御飯やたまご掛け御飯、もみ海苔をまぶした上に掛けても美味しいのです。


葉唐辛子も店頭に見かけなくなりましたが、食べ方を知らない人が多いんでしょうね。

農家さんも、売れないから作らない、売らないから余計忘れられて行く・・・

悲しい現実です。



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