2013年3月13日水曜日

裏の斜面


柏葉窯の敷地には、北側にかなり急な斜面がある。

建築前、この斜面の扱いにさんざん悩んだが、出て来る全ての案に費用面の折り合いが付かず、そのまま残す事に・・・。

結局、移転計画の大きな目標の一つである「自然農法」の実践地にした。


これがその斜面(↓)




二度の夏を経験したが、草刈りの際、エンジン草刈り機を持ったまま、何度も転げ落ちる始末。

今年はここに二段の道を付け、有効的に利用しようと思う。


先ずは下に降りる階段を作る。

材料は、隣の敷地の伐採した栗の木を頂いた。

栗の木は、里山の樹木の中で、実を取る以外は厄介な木とされる。理由は燃えにくく、腐りにくいから。

要するに、伐採後、燃料にならない上、なかなか腐らないので始末に困るのだ。

今回は、腐りにくさを利点として階段にした。

腐りにくいとはいえ、皮があると虫が入ったり、カビに犯されて行くので、皮を剥ぐ。



銑(せん)と云う道具があると良いのだが、少々値が張るので、手持ちのドローナイフと云う西洋の道具で代用。


皮を剥いでいて初めて気付いたが、この木は幹も栗の実と同じ香りがする。

そして、剥いで行く断面も栗の実の皮をむいて行く時の、渋皮と実の感じにそっくりなのだ。

聞くところによると、桜は花が咲く直前に切ると断面が桜色になっていると云う。

植物の不思議である。




支柱も栗だが、疲れて皮むきは断念した。




階段完成。

この後は横の道作りだ・・・。



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