2011年3月8日火曜日

移転計画 11

蛍光灯のカバーを作る。

蛍光灯は出来れば使いたくないのだが、機能上使わざるを得ない箇所がある。

LEDや色々な照明で試してみたが問題が解消せず止む無く使う事に・・・。

ならばと、木製のカバーを作った。

・・・卓上丸のこで材を刻む。




仕上げに障子紙を貼るため、糊代(のりしろ)がいる。

単なる箱物なら角材のままで良いのだが、糊代を作るためコーナーの材をL字型に刻んだ。


障子紙を貼る五面全てに糊代を作った。


エアー工具・フィニッシュネイラーで、釘を打ちまくる。




色付けして枠の完成。



透光性の高い強化和紙を貼った。



2011年3月3日木曜日

中村達也 LIVE!




ジャズドラマー 中村達也氏のライブです。

昨年は、元ブランキージェットシティーのドラマーで俳優の、同姓同名 「中村達也」さんとのセッションを行う等、精力的に活動されて居ります。

柏葉窯の新年会特別ライブでも好評を博し、再演が決定いたしました。

今回は、ジャズトリオでの演奏と、アフリカの伝統打楽器 「バラフォン」の演奏もございます。

エネルギッシュな演奏をご堪能下さい。


日時 3月19日(土) 19:00 開場 19:30 開演

場所 多摩センター 音楽工房 コルコバード

料金 3000円 ワンドリンク付き



2011年2月27日日曜日

移転計画 10


現場の塗装関係が一段落した。

これからは工作三昧である。

和室の片引戸三枚や、洗面台、下駄箱等、大物が控えているが、取りあえず小物を二つ。

玄関の天吊り照明を取り付ける部分にダウンライト用の大きな穴が空いてしまっていた。

図面はダウンライトになって居り、電気屋さんに変更をお願いしておいたのだが忘れてしまったようだ。

そこには、アメリカのアンティーク照明を付けるので、穴を隠すべく板を加工した。

手持ちのラワン材をビスの利く位置の大きさでカット。

トリマーでおしゃれに面取りした。


続いて、キッチンの棚。

これは、流し元灯を壁付けタイプで考えていたのが、ネットで天付けタイプのとても機能的なものを見つけ、それを取り付けるために作ったものだ。


壁付け用に壁面に穴をあけコードが出てしまっている。

この穴の下に棚があれば、天付け出来るのだ。


杉材なのだが、ステインで色着け後、「ブライワックス」と云うアメリカ製の蜜蝋ワックスで仕上げると非常に強度が増す。

触感が堅木の洋材の様になるのだ。

ダボとボンドで接合。


 クランプで圧着。


調味料など色々置けそうで却って良かった・・・。



2011年2月15日火曜日

窯出し 9


 酸化の窯出しです。

Мさん作 タイル


Yさんの皿

Sさんの鉢

Yさん作 置物

Hさんのお地蔵様 炭化です

2011年2月5日土曜日

窯出し 8


還元の窯出しです。


Tさん作 小皿

Iさんの半月皿

Kさん作 大皿

Mさん作 型押しの鉢

Mさん カップ&ソーサー

Sさん作 中皿

Aさんの豆壺

2011年1月24日月曜日

移転計画 9

材木屋時代の在庫が、以前借りていた土地に十年程前まで保管されていた。

希少なものや、良質の材が多数あった。

そこを立ち退かねばならなくなった際、やむなく、その殆どを数寄屋大工さんに只であげてしまったが、あげずに取って置いた板材がある。

秋田杉の羽目板である。

三十年以上解かれずにいた紐を初めて解いた。

古色に染めて、玄関にでも使おうと思ったのだ。


    カンナを掛けてみると美しい木目が現れ、着色する気が無くなった。


サンダーで更に仕上げ・・・


浮造り(うずくり)用の道具で木目を引立たせる。


蜜蝋ワックスで磨き上げた。


古色に染めた柾目(まさめ)の秋田杉を、錆竹のジョイナーで間に挟みアクセントを出そうと思う。




2011年1月22日土曜日

移転計画 8

様々な打合せや、塗装等で現場に通い詰めている。

そんなある日、屋内に美しい野鳥が迷い込んでいた。

ジョウビタキだ。



現在地より車で5分程しか離れていないが、

空気の質や生態系はがらりと変わる。

野うさぎや、ナナフシ(虫)も見たが、野鳥もまた多い。

コゲラ(キツツキの一種)が木をつついて、軽快な音を響かせている事も、

キジや、コジュケイの声を聞くのも稀ではない。

ここには沢山の友達がいる。




2011年1月16日日曜日

初窯

2011年の初窯。

還元です。


Sさんのぐい呑み。

赤土と半磁器土を練り上げ、炭化しました。


Yさん、土灰釉と、コバルト窯変マット釉の掛分け。


Tさんの鉢。

マグネシアマット釉と、織部釉の掛分け。

還元で赤く発色する銅が、マグネシアマット釉との関係であずき色になり、

とても趣があります。


Мさんの小鉢。青白磁釉です。


Sさんの炭化による、酒器セット。


Yさんの深鉢。

土灰結晶釉と青白磁釉を重掛し、炭化しました。

複雑な釉調です。

 

同、内側。


Мさん、撥水剤で釉を抜いて、炭化の効果を引き出してます。


ベテラン、Nさんの掻き落としの作品。


Kさんの飯椀。

呉須(酸化コバルト)を薄く下塗りし、藁灰釉を掛けています。




2011年1月8日土曜日

移転計画 7

ここひと月ほど、塗装の研究に没頭している。

柱や梁などは、使い慣れ、風合いも気に入っている「関西ペイント」のオイルステインで仕上げたが、床や腰壁、天井等、板材で面積の大きい場所は、自然系の水性塗料で仕上げようと決めていた。

ところが、いざ使ってみると上手く行かないのだ。

色も風合いも気に入らず、何より数倍手間が掛かる。

塗装は子供の頃から親しんで居り自信があったのだが、水性は初めてだ。

詳しい友人等も居るのだが、聞いてしまえばそれで終わりである。

自分で解らなければ身にならないので、色々取り寄せ試験を繰り返している。


静岡の「大橋塗料」さんから取り寄せた、ワンダー水性1液型、ワンダーステイン(キャピタルペイント)。ドイツの自然塗料メーカー、リボス社の蜜蝋ワックス「グレイボ」等。



 リボス・カルデット(植物性オイル塗料)、サンプル。


他色の塗り重ねや、顔料(ワンダーステイン)の添加等で好みの色を探す。


「グレイボ」を塗り磨くと自然な艶が出る。


古色の茶系とは別に、もう一つ出したい黒みがかった色がなかなか出なかったが、ふと思いつき墨(墨汁)を混ぜてみたら決まった。

これは水性の利点であろう、墨汁が混ざるのだ。

塗料の着色材は、金属の微粒子が主だと思う(たぶん)。墨も炭素の微粒子で褪色の心配もない。

赤みを出したければ、弁柄の添加も良いだろう。


塗装も深い!


2011年1月1日土曜日

明けましておめでとうございます。


2011年の幕開け。

優しい空が広がる。


 元旦の朝は、氏神様に詣でるのが恒例だ。


古い御神札をお焚き上げし、新たに頂く。


御神酒が染み渡ると、漸く新年を実感する。

本年も宜しくお願いいたします。