2009年10月28日水曜日

陶芸の技法 その5

ありがとうございます
陶芸の技法、今回は土練り(荒練り・菊練り)の御紹介です。

土練りは、粘土の硬軟を均質にする、練りの圧力により密度を上げ(陶芸的には締めると云う)収縮を減らす、焼き割れを防ぐため、空気を抜く等の目的で行います。


この塊を練ってみます。


先ずは荒練りで、硬軟を均質にします。

練られて行く部分がひだ状になります。



この様な形にまとめます 。

以上の作業を数度繰り返し、均質な硬さになったら菊練りをします。

全身で練ります。


途中段階。


菊の花びらの様な形になるのでこの名があります。


100~200回練り、力を抜いて行くと塊が大きくなって行きます。


きれいにまとめて行き・・・

終了です。
土が締り、空気も完全に抜け、変形や割れ等のリスクを大幅に減らします。
誰が考えたかは分かりませんが、素晴らしい技術です。伝統に感謝!
この状態から、電動ロクロや、たたら作りをして行きます・・・。

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