陶芸の技法。 今回は、紐作り(ひもづくり)のご紹介です。
ひも状に伸ばした粘土を輪積みにして行く成形法で、これも「手捻り」です。
この技法を専門にする作家も多数おり、成形可能な形態は、円に限らず、無限のバリエーションがあります。
前回の、「玉作り」は大きさの限界がありますが、紐作りは、かなり大きなものまで出来ます。
ここでは、器を作る際の、基本的なやりかたを紹介いたします。
良くこね、玉状にした粘土を、「手回しろくろ」の中心に置きます。
手で叩いて伸ばします。これが、器の底の部分になります。
ひも状に伸ばした粘土を、はみ出さないように置いて・・・
重なった部分を、針で切ります。
斜めにカットしたのは、接着面積を広くするためです。
指でつまんで伸ばします。
ろくろを回しながら、指で擦り、つなぎ目を消します。
つなぎ目が消えました。
技術的には、「開く・すぼめる」、の二つだけ。 開くには指でつまみながら外へ押し出す。
指でつまみながら、内側に寄せると、すぼまって来ます。
もう一段積んで、鉢にしよう。
厚みを調整して・・・
形を決めたら終了。
後日、半乾きの状態で、削り作業をします。厚みの調整をし、高台も出来ると、より器らしくなります。
次回は、手回しろくろによる、「水引き」をご紹介いたします。
ありがとうございます
0 件のコメント:
コメントを投稿