「バー柏葉」は自宅の工房である。
週末やイベントに際して、そこはバー空間と化す。
日本酒の会「さざなみ」の板長が出張。
一昨日は、常連の「彼」が、自分の名前の酒を持ってきた・・・本人と同じく、酒もでかい!
真ん中の酒には思い出がある。
真ん中の酒には思い出がある。
陶芸修行に赴いた、佐賀県の有田町に「井上酒店」と言う凄い酒屋がある。
20年前の当時、東京でも地酒(本物の酒)を置く店(商店も、吞屋も)は少なかった。
そんな時代にそこには店主自らの足で探し、見極めた地酒の数々が並んでいた。
しかも、店頭に陳列されているのは全て空瓶で、酒は適温の貯蔵庫にあると言う。
それまで、日本酒には良いイメージがなく、焼酎党であったので、そこへはいつも焼酎を買いに行っていた。
ある日、店主に「日本酒は飲まないの?」と尋ねられた。
悪酔いの経験と、特段美味しいとも思はないから、と告げると、彼が思わぬ行動に出たのである。
おもむろにショーケースを開けると、一本の緑色の四合瓶を取り出し、目の前で封を切り、「ちょっとこれ飲んでみて!」と、大ぶりの利き猪口に注いでくれたのだ。
。
訳も分からず口にしたその衝撃は今も鮮明に蘇る。
それは、それまでの日本酒に対する概念を反転させるもので、味と言い、香りと言い、正に、美酒と言って良いものであった。
ありがとうございます
その酒は、新潟は久須美酒造の、「清泉・特別純米酒」と言う。
酒の修行に行った訳ではないのだが、それ以降、店主に、日本酒と言うものを、徹底的に仕込まれて行く事になり、良い酒を沢山飲ませて頂いた。
しかも、前述の行動同様、「これはどお?」とか、「品評会で良いのがあったから君に取っといたよ」とか言った具合に、ただで飲ませてくれるのである。
そんな中でのある日、例によって頂いたのが、写真の酒である。
「清泉 ・ 亀の翁 大吟醸」だ!!!
この酒は、漫画 「夏子の酒」のモチーフになった酒で、幻の酒造好適米「亀の尾」を復活させ、杜氏の職人魂が作り上げた渾身の一品である。
限定、一万分の一本だと言うそれは、酒ではなかった。・・・物質を超えた感動があるのだ。
香りだ、味だ、喉越しだ、と言った、五感以上に訴えてくる何かがあった。
昨日は、さざなみ会長、TBT氏が来訪。
日本酒談義にも華が咲いた・・・。
飲みが続き、疲労が溜まったので、今日は息抜きに、多摩の里山散策。
真っ赤に熟したカラスウリが。・・・都会では珍しいのでは?
お~、懐かしい写真が!
返信削除このときは、
勝田sママにもっと鳥貝たべさせたかったな!
来年だね!
くまちゃん。
返信削除いやー。あれは絶品でしたねぇ!
ブログにも掲載予定ですが、昨日は、バカボン宅へ行ってきました。
今度のさざなみの候補酒の試飲をしたりなどして来ました。
柚子胡椒・・・何となく作ってみたら、何となく出来ちゃって・・・。
使ってもらえるお料理、よろしくね。
昨日、電車で、ゆきちゃんにそっくりの子供が居ました。
写真撮りたかった・・・。