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陶芸には、身体的、精神的にプラスとなる、様々な効用があるのを御存知ですか?
陶芸家と言う職業の方々は総じて長命です。しかも、矍鑠(かくしゃく)として・・・。
私が出会った、陶芸関係者、教室の生徒さん達の多くから「陶芸に救われた」と言う話を聞きます。
殆どは、精神的な内容ですが、経験的に、心身両面に作用する、陶芸に限った効用があるのは間違い無いと思います。 以下に、思い当たる事柄を列記してみたいと思います。
土(陶芸の粘土に限らず)を触ると、ただそれだけで、ストレスなどのマイナスが消されるのを感じた事はありませんか?・・・私はいつも感じるのですが、科学的にも、自然物を触ると血圧が下がり、過度に精製されたものを触わると、血圧が上がると云う実験結果等もある様です。
子供時代に、よく泥んこ遊びをした人は、病気になりにくいと云われます。爪と指の間の薄い皮膚から雑菌が入り、免疫力が高まるからです。陶芸の粘土にも無数のバクテリア(細菌)が生息して居ります。それを日常的に触っている事は上記と同様の作用があります。
作業面では、指先を良く使います。それにより、脳への電気信号が活発に流れ、細胞の活性化につながります。
陶芸家と云う職業は、おおらかな性格でないと務まりません。自然相手である事がその理由です。粘土の性質上、完全に思い通りには出来ない事や、丹精込めて作り上げたものが、乾燥などの不可抗力により割れたり、焼きでの失敗もままあります。私自身も、個展の為の制作で窯を失敗し、その場にへたり込む等の事を何度か経験しております。また、以前は、窯を焚くと必ず失敗する夢を見ました。それほど神経を使うものなのですが、そう云った事をいちいち気にしていてはやって行けないのです。元々おおらかで無くとも、そうなって行きます。おおらかさが精神的にいかにプラスかは御承知の通りだと思います。
スポーツ選手が、オフの時期に、陶芸をたしなむ等の話を聞く事があります。集中力を養うためですが、ある個人に、集中力が有ろうと無かろうと、集中せざるを得ないのが陶芸の制作に於ける大きな特徴です。教室でも、その集中の作用で、無心の状態になれる事を喜ばれる方が多く居られます。日常の雑事から、一瞬でも完全に思考を開放できる事は、大きな癒しとなる様です。
その他、陶芸家であれば、土練り等、日々の適度な運動であったり、窯焚きの炎や、耐火物、作品等から浴びる、「遠赤外線」の効用などもあります。
マイナス面を敢えて挙げるなら、鉱物の粉じんを吸引してしまう事(過度の場合、珪肺症になります)や、電動ロクロで、集中のあまり、腰を痛めてしまう事位ですが、それらは、気を付ければ防げる事なので大した問題ではありません。教室でも、粉じんの出る作業は屋外でしていただいたり、室内の美化にも皆さん良く協力して下さって居ります。・・・汚い陶芸教室は、要注意ですよ。
以上、長々と、「陶芸の効用」と題して、そのプラス面を述べさせて頂きましたが、陶芸に関わる事は、その小さな世界から、大きな自然と関わる事でもあります(私は常にそう感じます)。深く関わるほど謙虚になり、自然の恩恵に感謝せずには居れません。
ありがとうございます。
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ありがとうございます
先日の磁器は、平戸焼き(みかわち焼き)でした。卵殻手という0.9ミリ厚さの器を見てみたいです。
返信削除電動ロクロに集中していると、あっという間に時が過ぎていきます。
未熟ながらも心が落ち着いていると、出来栄えも違いますね。
おおらかに過ごしたいと思います。
シナモン様
返信削除三河内ですか、有田の近所ですね。でも、卵殻手は知りませんでした。
陶芸は、精神状態が如実に現れますよね。
その意味では、センサーの役目も果たしてくれます。
ありがたいです。